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もうダメだ。
これは死ぬぞ?
頭がクラクラする...
パトラッシュ...
って冗談抜きでヤバい!
ほんとにマジで危険な気がしてきた。
この熱さで水なしで歩きっぱなし。
絶対に脱水症状だって...。
「しぬぅ~...ん?」
溜め息混じりの愚痴をこぼしているとオレの視界に何かが入りこんできた。
この時、干からびたオレに一筋の光りが見えた気がした。
地平線の向こうに見えるなにか。
それは正しく町ではないだろうか?
蜃気楼という可能性も否めない訳じゃないがしかし、この藁にもすがる思いの今はこんな希望にもすがりたい一心なのだ。
あと少し、もう少し。
限界の体に鞭打って最後の力を振り絞って、オレは町に向かった。
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