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「ところでアルケミよ、質問いいか?」
「なんだ?」
「俺とアルケミって喋れてもいい設定だっけか?」
「設定とかいうな」
「すまん、もうひとつ質問だ。シンクロ率は何%だったか?」
「シンクロ率? 何それおいしいの?」
「ああ何でもない、それだけだ」
あいつウソつきやがったな……
「ところでこいつらどうするよ? 負けたから一応お前の部下みたいなもんだのだが……」
「こいつらセンカなのか?」
「ああ、センカが負けを認めると額に服従の証がでる。怪しげな紋章がやつらの額にあるだろ?」
俺は仰向けになっていたザコ1の額を見た。
「確かに」
「これは俺たち主にしか見えない。センカ同士で戦うには、俺たちの許可が必要になった」
「勝手に他の奴隷になられちゃ困るもんな」
「ああ、じゃあ一旦家に戻るか?」
「そうだな、チュートリアルはこんなもんでいいだろ」
そして俺たちは家に戻るのであった。
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