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目を覚ますと見覚えのない、部屋にいた。
部屋といったが、奥行きがいまいちつかめず、どこまでもあるかのように見える。
「お目覚めですか?」
後ろから、若い男の声が聞こえた。
「どうも初めまして、私はアリュスと申します。あなたは、儀式をすまされた方ですね?」
突然のことで多少混乱したが、とにかく成功したらしい。
「えと……ここは?」
「ここは、あなた方の世界から隔離された空間です。まあ別世界と思っていただければよろしいかと」
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