[日常]

2/6
前へ
/120ページ
次へ
 早朝…うっすらと優しい太陽の光が部屋に差し込んで来た。その光を浴びた僕は目を覚まそうとして、ゆっくりと体を起こす。 頭がぼんやりしたまま窓の鍵に手をかけたら、触れた瞬間にピリッと冷たく全身の神経を張りつめさせた。 思わず僕は手をさっと退けてしまった。しかし、一呼吸置いてからもう一度鍵に手を触れ窓を開けた。 窓を開けた時、ヒュッと風が入って来て 「寒っ…」 の一言が。 だが、少し時間が経てば体も慣れて、確かに風が吹けば寒いがそうでなければさほどではなく、空気が澄んでいるとさえ思えた。  僕はゆっくりと呼吸をして、気分を落ち着かせた。
/120ページ

最初のコメントを投稿しよう!

32人が本棚に入れています
本棚に追加