32人が本棚に入れています
本棚に追加
[宣告]
激しい痛みが腕から全身を襲い、その痛みで僕は目を覚ました。
気づいた時には、僕は眠っていたらしい。その間に寝返りでもして点滴の針が外れてしまったんだろう。
だから、僕はナースコールを押した。
《プップー、プップー》
「はい、ナースステイションです。秀くんどうしました?」
「点滴がまだ終わりかけなんですが、眠っている時に外してしまったらしく腕が痛むので…」
「分かりました。そうね、今婦長が居ないから他の人に…」
「秀くんの所?それなら丁度行こうと思っていたから僕が診てこよう」
「あっ、そうですか?それじゃあお願いします先生」
何やら誰かと話しているしい。
「それじゃ…行きますか」
「秀くん、今橘先生が診てくれるから」
【橘?ああ、先生か…】
「分かりました」
そして、少ししてから橘先生はやって来た。
最初のコメントを投稿しよう!