3人が本棚に入れています
本棚に追加
しばらくして、ピピピッ、と計り終えた音がして、ため息が聞こえた。
「帰る…。お前も帰りなさい。熱、あるんでしょ。」
「へ…?!何でわかったの?」
「最初から勘づいてた…。でも、言いそびれた。
鞄持ってきた…はい。」
そう言って渡された鞄には全ての物がキチンとしまわれていて…おそらく、入れてくれたんだろう。
「菱田も帰るんでしょ?先生に言った?」
「言った。」
「そう…。んじゃ、帰ろ!」
と言って強引に一緒に帰るようにした。
のは良かった。
会話がない!
帰り道に聞こえるのは鳥の鳴き声、車の音…。
誰か…誰でもいい…
会話をくれ!!
最初のコメントを投稿しよう!