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｢…何か？｣
『あ、えっとな、昨日、何か忘れてったんだよね…』
｢…ちょっと待ってて｣
昨日主に、柊優が居た場所を探してみた。
｢…黒い携帯か？｣
『あ、そう！それそれ。
…あー良かった…。無くしたかと思ったよ。』
｢良かったな｣
『あぁ。…あ、それ、菱田んちに置いとくわけにもいかねぇよな…。』
｢別に…｣
少しの間沈黙が通り、ひらめいたように言い出した。
『あ、じゃあさ、俺取りに行くか？』
｢昨日倒れたくせに、バカなこと言うな。｣
『えー…じゃあ…』
｢届けに行く。｣
『え…？！あ、りょーかい。』
そんなわけで、届けに行くことになった。
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