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毎日毎日、仕事を遅くまでやっては帰ってくる日々。
休みは週一で、忙しくなると休みさえもなくなる。
あまり大きくない会社だから、給料だって普通の秘書より多い訳でもないし…。
「あー…仕事したくない…。」
そこまで好きでもない仕事をここまで頑張る理由…もちろんお金の為。
不自由をしないためのお金。
友達に自慢したいブランド物を買うために仕事をする。
男の人にモテたいから可愛い服を買いたいから仕事をする。
ただそれだけ…。
「お金が…あれば…仕事なんてしないのに。」
もちろんそれが本音…。
毎日帰り道に通る、大好きなブランド店に飾られた服を見ながら帰るのが日課。
「藍那ちゃん、お帰りなさい。」
「あ…麗奈さん。今日もブランド服が眩しいですよ。」
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