暗く長いトンネル

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恋の忘れ方も、新しい恋の仕方も忘れかけていた頃、私は1人の男性に出逢う。 学生時代の友人のような、幼なじみのような…互いに軽口を言い合える。そんなヤツだった。 久しぶりに惹かれた。 また恋が出来る。 彼女を吹っ切る事が出来る。 しかし彼女の幻影は消える事は無かった。 どこに居ても彼女の顔が浮かんでは消えた。 彼女の存在は、私の中に根っこを張り成長を続けた。 そして私自身、気づいていた。狂いそうな程、愛している事を。 そんなある日…。
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