彼女の視線

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彼女の瞳に捕らわれた私は、暫く動けなかった。そんな私を見て 『可愛い💓』 と呟く彼女。 カウンターの下で誰にも気付かれないよう、手を繋いだ。 それだけで体中の血液が逆流したような感覚に陥り、全神経が彼女と繋がった手に注がれた。 思わず口をついて出た言葉 『…好きだよ』 『……うん、私も』 それが友人としての好きなのか、特別な意味を持つのか…聞けなかったけど。
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