陛下観察日記

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○月○日 ――――― 今日から、陛下観察日記をつけることにする。 勿論、陛下の身辺警護をしつつ陛下のお役に立つため… 決して疚しい考え等は一切持っていない。 先ずは初日と言うことで、陛下について既に解っていることを書き留めていこうと思う。 今後必要になるかも知れない。 シオン・アスタール様。 若干19歳にしてローランド帝国国王の座に就かれた、このローランド帝国において、いや、このメノリス大陸において誰よりも遥かに優秀で誰よりも輝いておられる方である。 生年月日は▲年★月☆日。 身長は1**㎝、体重は#*㎏。 スリーサイズは上から (中略) これだけ書き留めておけば充分だろうか… 続いて陛下のお人柄について書いていこうと思う。 陛下はまるでこの国に燦然と輝く星、いや月、いえ、太陽の如く誰の上にも平等に光を注いで下さる素晴らしいお方で (中略) しかしその暖かさも (中略) この様に、陛下は全人類の中でも特別素晴らしいお方なのだ。 おや、少々長くなってしまったようだ。 今日はこの辺りで筆を置く。 明日から本格的に陛下の観察を始めるとしよう。
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