*Part2 -堕ちた先は-*

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   此処は、4000年前では、ノルウェー王国という国だった場所。  アンセルヴという地名だったが、名前が変わってしまった。  名残はあるようで【アリラーヴ】  風が碧色の髪を撫でるように吹き渡っていった。  まるで風に起こされたかのように目を覚ました然風-ルーシュ-は、牧草の上に寝そべっている事に気付いた。  ゆっくり起き上がり、辺りを見渡す。  ふと、眼前には何やら、黒白の斑模様をした生き物が、口をモグモグとさせながら見つめていた。 『ぇ…?』  
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