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‐「・・・と、これと・・・
ああ、これも。」
やたらと物が多く並んで居る
とある露店。
‐「これで・・・
幾らになります?」
指の指された商品を
袋の中に詰め、
その値段を提示する店員。
‐「はい・・・はい。
それでは。」
少々目立つ身形の彼は、
店員に別れを告げると
その露店を離れて行った。
・・・此処は
ナルビクと言う港町にある
フリーマーケット。
今日も様々な露店が並び
賑わいを見せている。
そんな中、彼は
目当ての物を探そうと
歩き回っていた。
‐「・・・ブルーベリー・・・
無いな・・・」
緑色に染色された
明るい感じのする髪をなびかせ
辺りを見渡してみる。
"BS ロイヤル他"
"Aローブ 極回避など"
"ガフクエ クエ用品"
そんな大量の看板が並ぶ光景。
彼や、その場を
利用する人にとっては
見慣れた光景でもある。
‐「・・・イベント・・・か。」
"イベント品あります"
そんな看板も目に入る。
・・・最近になって新しい
イベントが実施された様だ。
多くの露店で
その系統の品が多く見られる。
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