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‐「・・・これも俺の役目か。」
目標を前に
暴走するであろう彼女。
それを止めるのは
毎回ながら、彼である。
「さー、行くよ!」
‐「・・・ふう。」
更に奥へ進んで行くと、
妙に大きく,古ぼけた
二本の短刀を持った男が
目の前に立ちはだかる。
「はい邪魔ー。」
・・・MOB"スキア"は
何の抵抗も出来ないまま
その身を炎で焼かれる。
「続けてー・・・
"アイスフォグ"!」
そのまま
周りに居るMOBにも
攻撃を喰らわせて行った。
‐「・・・・・・。」
彼は周りを見渡しながら
少しずつ離れて行く。
・・・どうやら、一人で目標を
探そうとしているらしい。
‐「・・・ふう。」
楽しそうな彼女の声が
聞こえる中、
彼女に背を向けて走り出す。
メッセンジャー表
を見ているので
キャラ,名前は
既に分かって居た。
‐「さて、と。」
怪しまれぬ様に
装備を低lvの物へ変え、
周りの者達と同じ目的を装う。
・・・この様な場所に
高lv装備の者が居れば、
相当目立つと言う事を
踏んでの行為だった。
‐「・・・居た。」
彼は、あの
メッセンジャーに載っていた
"マキシミン"を漸く見付けた。
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