顛末

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蚊は目指した。 更なる蚊い楽を求めて。 蚊らだを焼いたせいの持ち主に、一種の憎悪の念を抱きながら。 その欲と憎悪のあまり、自らが鬼に成り果てんとしてるとも気付かずに。 蚊は、せいの持ち主の、鼻の頭を目指した。 あの刺されるとマジでウザい、鼻の頭を。
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