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「悠。い、一緒にご飯食べない?」
――ピシッ!
少し顔を赤らめながら西野さんが用事、悠をご飯に誘った瞬間、クラスの空気が変わった。というかラップ音が聞こえた。因みに、今は昼休みね?
『西野さんが……!』
『また悠だぜ?』
『これはもう……』
『『『殺るしかないな』』』
遠くから聞こえるクラスの男子の声。正直、凄い団結力だと思う。
これなら体育祭とかでも一位確定だね!
まあ、生け贄に悠を捧げないといけないだろうけどね。
そうこうしてるうちに悠を殺ろうとしてる集団は今すぐに襲いかかろうとした。
本来ならここは止めずに傍観してるべきなのかもしれないが……。
「まぁ、待てお前達」
俺は止めに悠とクラスの男子の間に入った。俺は死んで欲しくないんだ。
「……堤、止めるな。それとも悠を助けるつもりか?」
「これはもはや俺……いや、俺達の使命なんだ」
「やり遂げないといけないんだよ……たとえ、それがどんなに無謀なことでも……!」
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