バス

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一日の仕事を終え、家路を急ぐ。 夜明けから気温は横這いで、寒い一日だった。 交差点にて信号に捕まり、ふっと空を見上げる。 雪だ。雪が降ちてきた。 空には瞬く星が見えているのに。 信号が変わった。 私はいつものバス停を目指す。 肛門科の病院前。ここがいつものバス停だ。 バスを待つ時間、職場の人間にはあまり見られたくはない。 待ち時間は10分強か。 目を落とした時計に雪が落ちて溶けた。
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