†第1夜†

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ババババババババッ コウモリ逹はモアを連れ去り、開け放たれた扉に飛び込んで行った。 バタン ドンッ モ(ウッ!! な、なに……?) モアには何が起きたかわからなかった。 気がついた時には、教会の一室に連れ去られ、イスに押さえつけられていた…… あの、真っ赤な手によって。 モアの目の前にはコウモリ逹が飛び交っており、腕の持ち主も何も見えない。 すると、この場所に似つかわしくない少年の声が響いた。 ?「捕まえた 今度こそ逃がさないぞ」 ?「ちょっと待って」 少年の声に続き、鈴のような澄んだ少女の声が響く。 ?「? 何ですか?」 ?「その…捕まえたやつ…… 人間…だけど」 ?「え…? !? に、人間!? どうしてこんなトコに…」  
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