300→100

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ロシアンルーレットは5周しても終わらなかった。すでに俺は順番が終わって、レーザー銃は一馬に向かっていく(ちなみに一馬は2番だ)。 カチッ……… 順番が27番から1番に移動した。 頼む……一馬までは回らないでくれ……。 つまり1番に死ねって言ってるようなもんだが、今の俺には気にならなかった。 カチッ…… とうとう一馬に回ってしまった。 俺はただ、【当たり】が出ないように祈るしか無い。 一馬が左の二の腕に銃を突き付け、引き金を引いた。 ………ピカッ。 「………悪い、ロン。俺もう逝くみたいだ」 俺を見てニヤッと笑った。まさか……今日がお前と永遠に別れる日だなんて………。 バンッ 「ぐぁあっ!」 一馬の左腕が吹っ飛んだ。 「一馬あぁぁっ!!!」 俺は飛び散る一馬の血なんて気にせず、倒れそうな一馬の肩を持った。 「ロン………最後まで一緒にいたかったよ。」 バチャバチャと、左腕から溢れ出る血液を押さえもせず、一馬の身体は冷たくなっていった。 「一馬っ!おぃ!一馬!」 俺の叫びは、ただ虚しく校庭に響くだけだった。 心なしか、一馬の顔は笑っているように見えた。
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