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バトロワも終わり、エンドロールを眺めながら俺は家から持ってきた寝袋を取り出した。
「さて…寝ようぜ」
「りょーかい」
愛里も自分のベッドにダイブ。ボフンッと派手な音が響く。一階の人に迷惑かけるなよ…。
「じゃあ…おやすみ」
テレビを消して、部屋の電気も消した。
真っ暗な部屋。
「ふー…。」
俺は大きな溜め息を付くと、全体重を寝袋に預けた。
(明日も生き残らなきゃ……。)
そう思いながら、意識は薄れていった。――――ハズなんだが。
「ロンくん」
「………何?」
「………怖いから一緒に寝よ?」
「……………。」
さて、どうするべきか。
「だからバトロワなんか見るなって言っただろー………。」
「見てろって言ったのはロンくんでしょー?」
「……………わかったよ………。」
俺はMY枕を持って、壁際の方のベッドに入った。読者諸君。別にやらしい事はしないぞ。
「そんじゃ。おやすみ」
俺はまた目を瞑ったが、目が冴えてしまったらしかった。眠れん。
しばらくぼーっとしていたが、いきなり上から重い物が落ちてきた。
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