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春の心地よい風が吹き、桜の花びらがヒラヒラと舞っている。
そんな春特有の清々しい天気を気にも止めず、一人の少年が走っていた。
やべぇ…遅刻する。
何で新学期早々、寝坊しちまったかなぁ?
おれの名は、名波 優輝。
この物語の一応の主人公だ。
今俺は非常に焦っている。
なぜなら、遅刻してしまいそうだからだ。
新しいクラスで、初っぱなから変に目立ったら友達が出来にくいだろ?
俺は友達と楽しくそして今年こそ、彼女をゲットするのだ。
そのためにも、遅刻は許されない。
「新学期早々遅刻とは、良い度胸だな。」
どうやら俺は間に合わなかったらしい…。
「今日は大目に見てやろう。さっさと席に座れ。」
俺は大人しく席に座った。
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