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「新学期早々遅刻するバカが居たが、そんな事はどうでも良い。」
俺はどうでも良い存在らしい…。
泣いて良いか?
「我がクラスに転校生がやって来た。一条入れ。」
教室のドアが、ガラガラと開いて一人の少女が入ってきた。
少女は身長が155cmぐらいで色白、しかし発育は良い方だ。
「彼女が新しいクラスメートの一条 零だ。さぁ、一条自己紹介しろ。」
そう言って黒板に、一条 零と名前を書いた。
「は、はじめまして。一条 零…です。よろしく…お願いします。」
クラスから拍手が起こった。
「それじゃ一条、一番後ろの席に座ってくれ。さっき遅刻したバカの隣だ。」
彼女は静かに座った。
美人だな。
話かけようか?
それとも、様子を見るか…。
「おい、遅刻バカ。よそ見してんじゃ無いぞ。」
あっ…怒られた。
後は、順調にホームルームは終わって行った。
「んっ?10分余ったわ。よし、んじゃみんな自己紹介しろ。」
バカだな担任。
その10分は、元々自己紹介用の時間だよ。
「名波、何か言いたそうだな。よし、お前から自己紹介しろ。」
…!!
マジで…?
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