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―心優と潤に気持ちを伝え、僕たちのわだかまりはすっかり消えた。
それから、潤にはこう言われた。
心優が好きなのは本心だが、同じように僕と涼汰のことを大切に思ってる。
今のままの関係が好きだから、付き合うとかはない、と。
改めて、潤の寛大さを知った。
そしてそんな潤と親友である自分が、少し誇らしくもなった。
今は涼汰を含め、4人で楽しい日常を送っている。
僕は思う。
夏の約束を、今果たさなくては。
「ねぇ、みんなはあの約束覚えてる?
夏休みは守れなかったけど、今度4人でどこか遊びに行こう。」
「もちろん!」
3人とも、笑顔で返してくれる。
「じゃあ、山でキャンプな!
楽しみにしてたのに、結局今年は行ってないし。」
この涼汰の提案で、季節外れのキャンプをすることになる。
幸い、山はすぐ近くにある。
その週の土日で行くことになった。
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