1.輝と心優

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「さみしかったんだから…」 さらに強く、ぎゅっとしながら、心優は続ける。 「もう、どこにもいっちゃ、だめだよ…」 「うん…」 心優の方に向き合って、僕も強く抱きしめる。 こぼれた涙を、そっと拭ってあげた。 やわらかくて、あたたかい。 このぬくもりを、ずっと守ってあげたい。 もう、泣かせたりはしない…! 「ごめんな、みゆ。 ずっといっしょだから。 約束する。」 うん、と小さくうなずき、僕の胸に顔をうずめる。 たまらなく、心優が愛しい。 僕が、男だったなら…
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