【転校という名の話】

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「とりあえず…」 寝ることにした。 明日と明後日は休みだ。学校への手続きはもうしてあるから、3日後には学校へ行ける。 ベッドの上に倒れ込む。 こんなに静かなのは《何ヵ月》ぶりだろう…逆に静か過ぎて恐い。 ふと、窓の外へと顔を眼を向けてみる。 月、黒い空。 ずっと、ずっと外を見ていたかった…でも、それは睡魔によって免れた。 小鳥のさえずり、太陽の陽によって眼を覚ます。 「朝…か。」 周りを見渡す。 この部屋には何もない。俺にも何もかもなくなってしまった。 後悔とはこういうことか…?
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