ルフィ兄

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コツン、コツン… ブーツで歩く音が反響する。 それにしても、今日は賑やかですわね。 牢に囚人達もいませんし、どうしたことですの? …? あらいやだ、あのシルエットは… リ(リ)「ルフィじゃありませんこと?」 ル(ルフィ)「ええ!?リリィがなんでここにいんだ!?」 バ(バギー)「ッギャー!ててめぇはあああ!!」 まあ騒々しい。 リ「ここはわたくしの職場ですもの。ルフィこそ、何故ここにいるのです。死ぬのですか?まぁ大変」 ル「Σ失敬だな!おれは死なん!」 バ「おおおい麦わら!テメェ“巡回者”と知り合いか!?」 ル「ん?リリィはおれの兄ちゃんだ!」 バ「なんだ、兄ちゃんかよ…… ぬわぁにぃぃぃい!!?」 つか男かよぉぉぉ!!? まあ騒々しい。(二回目) “巡回者” 漆黒の長い髪。 白磁の肌。 優雅な立ち振舞い。 美しいその姿を、インペルダウンの中で知らぬ者はいない。 囚人達はもちろんのこと、看守達をも見張り歩く、最強で最凶なインペルダウンの番人。 その地位と力は署長よりも上であり、大将と同等とも言われている。 ………byバギー。 バ「それが…テメェの兄ちゃんだぁあ!!?」 ル「おう!オカマだけどな!」 リ「おだまり」 ル「ごめんなさい」
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