ロー妹

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ウィーン ペ(ペンギン)「お、ルーイじゃねえか。おはよ」 ル(ルーイ)「おはよー」 ウィーン ウィーンウィーン シ(シャチ)「よっ、ルーイ。今日は早ぇな」 ル「うん、あに起こすの」 ウィィーーン 甲板には奇妙な光景。 カプセルのような可動式の容器に、小さな女の子が入っていた。 何を隠そう、この船のキャプテンの妹であるルーイは、全クルーの希望であった。 切り札であった。 最終兵器であった。 マスコットでもあった。 「あに、起ーきてー」 ブシュワアアアアーーッ!!! ロ(ロー)「ぐぁっ……!?」 キンキンの実を食べた、細菌人間でもあった。 そう、彼女にかかれば寝汚いキャプテンも、パッチリお目覚め間違いなしなのだ! 決して、永眠しそうではないのだ! ~数分後~ ロ「お前ら、ちょっと話がある」 朝食に賑わう食堂に、冷ややかなキャプテンの声が響いた。 朝の名残なのか、頭にキノコ(赤)が生えているのはご愛嬌。 ちなみにルーイ(元凶)は、ベポの隣で朝食中だ。 ク(クルー)「(ちょ、ルーイっ。今日は何したんだ)」 「(噴射したよー)」(ニコニコ) ク(((Σ何を!?))) ペ「(てゆーか目玉焼きがメッタ刺しなんだけど。 え、違うよね?おれ達の行く末じゃないよね?)」 ベ「なあに、キャプテン?」(もぐもぐ) ク(((Σ!!))) 勇者ベポ。 のほほんとサンドイッチを頬張る姿は、なんか頼もしい。byクルー
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