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オロオロしまくってた俺だけど、ふと気づいたんだ。
今までオニーサン達が隙間なく俺を包囲してたけど、なんか…一カ所だけ抜けれそうなとこが…できてる、かも…?
…よし、状況整理しよう。
後ろ→殺気立つオニーサン達
右 →殺気立つオニーサン達
左 →殺気立つオニーサン達
前 →殺気立つオニーサン達(隙間あり)
うん…逃げなきゃ死ぬよね☆
もうっ、本ッ当ささいな隙間だけどさ、賭けなきゃジ・エンド・オブ俺だから!!
後でたっぷり兄貴を恨もう!(泣)
そして、せーので俺は走り出した。
オニーサン達は驚いたように目を見開いたけど、それはすぐに遠ざかる。
え?脱出成功かって?
違うよ~。
コ ケ た ☆(てへ!)
って嫌ぁぁぁぁあああ!!///;
ちょ、は、はずっ!!
ものすごく恥ずかしいコケ方したよ今!
医療道具がすげぇガチャガチャいったのから考えて、カバンをめっさ振り回しながらコケたんだろーね!///
なんか周りもシーンとしてるし!
絶対オニーサン達に見られたァァ!笑うなら笑えよォォオ!!(涙)
それでもなんとか地面にビターン!なことを避けた俺、ぐっじょぶ…
………あれ。
羞恥しながらもカバンから落ちたメスを拾おうと視線を巡らせると、
オニーサン達がばたんきゅーしてました。
………………………………ラッキー!!←
そして俺は、医者(卵だけどね)のくせしてオニーサン達を放置して帰りました。
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