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「神城祐希君……ですよね?」 「ん?ああ、そうだけど」 大学一年の夏。 やけに騒がしい蝉の泣き声と、まとわりつくような夏の蒸し暑い空気の漂うキャンパスで、俺は呼び止められた。 振り返った先には、綺麗な黒髪の女の子…… 誰だっけ? 少なくとも、大学の女友達にこんな綺麗な子はいなかったよな?
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