142人が本棚に入れています
本棚に追加
ハルヒの言葉に真っ先に反応したのは古泉だった。
「涼宮さん、実は彼とやろうと思い以前持ってきた物があるんですがそれでもかまいませんか?」
ゲーム大会だからだろうか?
古泉の声がいつもより弾んでいるような気がする。
「古泉君、何のゲーム?
それを見てから決めるわ!」
「少々お待ちください…」
そう言ってゲームを漁る古泉。
一体こいつはどんなゲームを出すつもりなのかね。
「ん?古泉君それ何!?」
古泉が机に置いていくゲームの中で一際大きな物を指差しハルヒが叫ぶ。
「ああ、人生ゲームですよ。
それも彼とやろうと思って持ってきたんですが、二人でするような物でも無いので部室に置いたままになって…あっ、有りま」
「うん、人生ゲームをしましょう!」
目当てのゲームを見つけた古泉の言葉を遮りハルヒが再び叫ぶ。
「人生ゲームなんて子供の頃して以来全然してないわ!
皆もそれでいいわよね?」
ハルヒが決めたことに逆らう奴はこの部室にはいない。満場一致で可決だ。
古泉はいつものニヤケ面を50%減でゲームをしまっていたが。
「決まりね!早速準備するわよ!!」
今回ばかりは古泉に同情するぜ。
最初のコメントを投稿しよう!