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「俺からは逃げるのにその男は良いんだね」
小春達の様子を伺っていた少年…夏川は気付かれないようにと店に入って行こうとした…のだが、夏川の携帯に電話が掛かってきた為入るのを止め携帯画面を見た、
「……藤枝…」
電話を掛けてきた相手は藤枝で夏川は眉間に皺を寄せ電話を無視した
「……今は君に構ってる暇は無いんだよね?藤枝…君とはただの遊びだった訳だし本命は小春なんだ」
夏川は舌なめずりをして鳴っている携帯を鞄の奥に仕舞い込み再び店のドアを開いた。
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