第一:俺が好きぃ?

2/9
前へ
/15ページ
次へ
2010年…東京の秋葉… 「「きゃーマジこのBL良くない!?」」 良くないし…… あ、はじめまして…俺は花町 小春…あー上の台詞は俺の近くに居る女子が言ったんだ 俺じゃねぇから、そこんとこ宜しく。 何でんな所に居るかって?バイトしてるモンで! しかも今BL本並べ中…はっきり言ってBLって何!?なんでオトコンコが二人で!?マジ、いや真面目に意味解らないんだけど!? んな事しても楽しくねぇだろ!? ってか女子がさっきからウルセェ…仕事ん邪魔!黄色い声あげるな!鼓膜破ける! 女子が煩くて睨んでやった…そしたら 「ちょっとあの子…超可愛くない?!こっち見てるんだけど?!あれ男!?女じゃないの?超女顔なんだけど!滅茶苦茶髪長いジャン?!超さらさらー!」 全部丸聴こえてんだけど?男だから!ちゃんとした男だから!?女顔!?好きでこんな顔に産まれた訳じゃねー!!髪?!うるせーよ!親が伸ばせって言うから伸ばしてんだよ!文句あっか?にゃろぅ ってか帰りぎわに髪触ってくんじゃねーよ!セクハラ女! 「花町くーんバイトもう上がっていいよー!」 花町小春が怒りに奮闘してたらバイト先の優しい天使…先輩が声をかけてくれた。 「っあ、了解ッス!」 それに慌てて返事をしたら持っていたはたきを落っことした。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加