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仕方なく、次の日はアルバイトを一人増員し、
僕の車の近くに車を停めて、車の中から監視して貰いました。
犯人が見つけたら、すぐに僕の携帯に連絡する事になっていました。
深夜3時くらいでしょうか
パァーーー!
…と
駐車場からクラクションの音が鳴り続けています。
数人で駆け付けると、放心状態のバイトが車の中で震えていました。
ここからはアルバイトの話です。
深夜3時を過ぎ、うとうとしていたら
ポリタンクを持った女性が店長の車に近づいていた。
真っ暗闇で顔は見えなかったけど、身長が高く、髪の毛が異常に長かった…
すぐ電話しようポケットから携帯を取り出した。
すると!
バン!バン!バン!
女「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
女「お゛ま゛え゛な゛に゛み゛でん゛だぁ゛!!」
とバイトが乗っていた車の運転席の窓を、両手で叩きながら叫んでいたそうです!
そして女は運転席のドアに手をかけ…
ガチャ!
ガチャ!ガチャ!ガチャ!
運よくバイトはドアロックしてたそうです。
女「あ゛げろ゛!あ゛げろ゛!」
と、今度は車を揺さぶりました。
車が横転するかと思ったとバイトは語りました。バイトは恐怖のあまり、とっさに車のクラクションを鳴らしたそうです…
僕「…じゃ、顔は見たんだな?」
バイト「いえ…ビビっちゃて目をつむってて…」
しかし、女の特徴から
もしかして最近面接した×さんか?
と直感したのです。
次の日…
履歴書の住所から×さんの家に向かいました。
もちろん警察と一緒に…
そこには×さんが居ました。古い一軒家で×さんは一人暮らし、母親は入院しているそうです。
長い爪は所々割れ、剥がれていました…
僕は確信しました…コイツだ…
警察官が職務質問すると…
×さんはシレッと自分がやった事を認めました。
×さんは御用となり、僕も警察署に向かいました。
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