2話 逆恨み

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仕方なく、次の日はアルバイトを一人増員し、 僕の車の近くに車を停めて、車の中から監視して貰いました。 犯人が見つけたら、すぐに僕の携帯に連絡する事になっていました。 深夜3時くらいでしょうか パァーーー! …と 駐車場からクラクションの音が鳴り続けています。 数人で駆け付けると、放心状態のバイトが車の中で震えていました。 ここからはアルバイトの話です。 深夜3時を過ぎ、うとうとしていたら ポリタンクを持った女性が店長の車に近づいていた。 真っ暗闇で顔は見えなかったけど、身長が高く、髪の毛が異常に長かった… すぐ電話しようポケットから携帯を取り出した。 すると! バン!バン!バン! 女「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」 女「お゛ま゛え゛な゛に゛み゛でん゛だぁ゛!!」 とバイトが乗っていた車の運転席の窓を、両手で叩きながら叫んでいたそうです! そして女は運転席のドアに手をかけ… ガチャ! ガチャ!ガチャ!ガチャ! 運よくバイトはドアロックしてたそうです。 女「あ゛げろ゛!あ゛げろ゛!」 と、今度は車を揺さぶりました。 車が横転するかと思ったとバイトは語りました。バイトは恐怖のあまり、とっさに車のクラクションを鳴らしたそうです… 僕「…じゃ、顔は見たんだな?」 バイト「いえ…ビビっちゃて目をつむってて…」 しかし、女の特徴から もしかして最近面接した×さんか? と直感したのです。 次の日… 履歴書の住所から×さんの家に向かいました。 もちろん警察と一緒に… そこには×さんが居ました。古い一軒家で×さんは一人暮らし、母親は入院しているそうです。 長い爪は所々割れ、剥がれていました… 僕は確信しました…コイツだ… 警察官が職務質問すると… ×さんはシレッと自分がやった事を認めました。 ×さんは御用となり、僕も警察署に向かいました。
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