-高鳴り-

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彼はそんな日々を見続けていた。 ―あぁ、僕をこんなに待ってくれている。愛をくれている。愛してくれているんだ― 彼の小さな鼓動が トクン と騒めいた。 と同時に彼は真っ暗な空に向かって花を咲かせた。 二人が待っていた時が来たのだ。 彼は朝を待った。星が小さく輝く空の下で。image=318281681.jpg
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