-inter rude01 #Fate-

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「ソニックムーブ!」 残像が残る程のスピードで一気にランサーに肉薄する。 「はぁぁああっ!」 そこから横にかけての一閃を放つ。 しかし、私の斬撃は空を切った。 「嬢ちゃんもスピード型か。仲間が居て嬉しいねぇ。だけどなぁ…」 上っ…!空中に飛んで逃げたのか! 「オレは最速のサーヴァントなんだよォ!」 上空からの突き。だが――! 「避けれるッ!」 ソニックムーブで高速で後退し、地面を蹴って再びランサーに突貫する…! そのまま複数回高速で斬撃を放つが、全て槍で弾かれてしまう。 「嬢ちゃん、スピードはまぁまぁだ。それに比べて、剣術はまだまだだぜッ!」 勢いよく弾かれて吹き飛ばされる。 「そうですか、なら」 超上空まで高速で移動する。 そして右手を前に出し、ミッドチルダ式魔法陣を展開する。 一枚…、二枚…、三枚…! 「“トライデントスマッシャー”!!!」 三つの巨大な雷の砲撃がランサー目掛けて放たれる。 大きな爆発音と共に、ランサーが居た場所が爆煙に包まれる。 終わったか…?…いや、まだ殺気は消えていない…! この刺すような殺気。気を抜けば何時でも殺されてしまうような感覚。その殺気は、まだ私に向けられたままだ…! 「バルディッシュ!ジェットザン…」 「今の砲撃はなかなかだったぜ、嬢ちゃん」 後ろっ…!?マズい! そう思った瞬間に、私の背中に衝撃が走る。 空中をものすごい勢いで墜ちていく。後ろから蹴り落とされた…! 実力の差は歴然だった。どう抗おうとも全て返される。 これが…サーヴァント…! 前に、はやてがアキラと引き分けたと言っていた。その話を聞いて、正直私はサーヴァントという存在を侮っていた。 はやて…、どうやってはやてはこんな実力者と渡りあったんだ…!? 「くっ…!」 泣き言を言ってる場合ではない、いや、そんな暇はない…! 「くそぉおっ!」 向かってくる気配だけを頼りに斬撃を放つ。しかし、そんな斬撃が通じる訳もなく、地面に倒される。 そして、首筋に当てられる槍先。 「嬢ちゃん、魔術師にしてはよくやった方だ。だけどな、これで終いだよ」 そして、私の首を落とす斬撃が放たれた。
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