天国と地獄のあいだ

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貴方がいなくなるその前に せめて私の首を絞めてほしかった 時間は過ぎていっているはずなのに 未だに消えない 貴方の声や貴方の体温 忘れたいのか忘れたくないのかさえ分からない私を まだ縛り付けているような傷痕を付けた貴方を 憎みたいのに憎めない もう抱きしめる腕がない もう笑いかける顔もない もう撫でてくれる手もない ただ、痛いほどに覚えてる 本当は追い掛けてしまいたかった 本当は離れたくなかった 傷が消えていくのがわかる けれど傷が消えていく事に傷ついている私がいる 忘れたい 忘れたくない 癒されたい 癒されたくない また違う私になっていく 貴方が知っている私とは違っていく ねぇ… どうして生きてって言ったの? どうして前に進めって言ったの? どうして忘れてなんて言ったの? 一人で貴方なしで生きろと言われた私は どうしたら良いの? 傷がなくなっていく ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさいごめんなさい 私は貴方をおいて幸せになる道を選びます ごめんなさい 貴方だって幸せになりたかったはずなのに ごめんなさい 貴方を好きになれて良かった _
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