第2章[Pledge of glassland]

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「良かったぁ……このドレスね、今度開かれるこの街のお祭りで着ることになってるんだ…。ちゃんと踊れると良いけどなぁ…。」 少し寂しそうにライアは上を向き、そう言った。 『あぁ、大丈夫だよ、ライアなら出来るよ…。』 クランはつられて、悲しそうに答えてしまった。 『あぁ、そうだ!ライア!俺の事、心配してくれたんだって?ありがとうね。』 重い空気を裂くように、クランがそう言うと 「うん、あの戦いでクランには助けられたから…。 あ、お礼にこれ、もらってくれる?」 と、ライアは首飾りを差し出し、クランの首にかけた。 「もし、離れてても、この首飾りがあれば、いつも一緒でしょ?それを私だと思ってね?」 『あ、あぁ…ありがとうな…。大切にするよ。』
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