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『魂をゆさぶる辞世の名句』 宣田陽一郎・編著、成美堂出版・刊(成美文庫)、2009.02、\524+税
「最期の言葉から死に方と生き方を学ぶ」という言葉が表紙に書かれています。
平安~昭和にかけて、男女112人の辞世の句が紹介されています。見開き(左右)で一人で、大意の現代訳や没年、死因、解説が載っています。
この本の中で私が気に入っているのは、次の二句…
・死んでいく 地獄の沙汰はともかくも 跡の始末は 金次第かな:歌川豊春(うたがわとよはる、1814年1月12日没、享年80)
・此世をば どりゃおいとまに せん香の烟(けむり)とともに 灰左様(はいさやう)なら:十返舎一九(じっぺんしゃいっく、1831年8月7日病没、享年67)
…実は最近まで、「じっぺん・しゃいっく」と思ってたんですけどね。
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