2.大浪花別嬪番付

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 明治初期、しかも大阪を舞台にした捕物帖です。旧幕時代に捕亡下頭(ほぼうしたがしら)だった赤岩源蔵が大活躍。事件解決の部分については、海苔問屋の隠居が新聞に投稿した記事になっています。経緯を誇張してるやん、と思わず突っ込みたくなります。    知っている地名が出てくることもあり、大阪人としては余計面白い。大阪から三ノ宮まで陸蒸気で1時間5分、京都西京まで「わずかに」2時間…当時はそれでもすごい速さだったのでしょう。    そもそもこの本を知ったのは、何かの文庫の巻末の広告です。何かは忘れてしまいましたが… 高田郁『八朔の雪』かと思ったら、違うみたいでした。
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