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「どうした?」
健二が同じ方向を見ながら不思議そうな顔をして言った。
「……いや、なんでもない」
今誰かの視線を感じたような……
気のせいか……
――――――――――
同じ頃、このショッピングセンターでは徐々に不思議なことが起こりつつあった。
「おい! どうなってんだよ!」
「わからない! 俺が来たときには既にこうなってた!」
「向こう側も同じだったわ!」
「おい……もしかして俺達」
「閉じ込められたのか?」
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