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「こっちもダメだ!」
「まさか店員用の出入口も閉まってるなんて……」
女が絶望したかのように呟いた。
ドゴンッ
「ダメだっ! ビクともしねぇ」
大柄な男が体当たりしながら言う。
「無駄よ! 窓ガラスをハンマーで叩いたけど、傷もつかなかったわ!」
「いったいどうなってるんだ!」
「ん? ありゃなんだ!?」
男は驚き、指を差しながら叫んだ。
「こ、こっちに来るぞ!」
「うぅ、うわぁぁ!」
ブシュッ
ゴロン
「キャアァァァア!!」
悲鳴をあげた女の足下には大柄な男の生首が転がっていた。
「みんな逃げろ!」
「うわぁぁぁ!」
ザシュッ
『それ』が通った後には首を切断された死体がいくつも放置されていた。
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