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「へっ、こりゃ勝ちは決まったな。」
真人は余裕の表情だった。
その手には…紙のようなものが…
「ほぅ…ペーパークラフト(姫路城)か」
恭介が真人の手にあるものを見て、そう言っていた。
「今回は宮沢の分が悪そうだな…」
「自分で使える武器なら、いい勝負になりそうだったんだがな…」
辺りの野次馬たちが(適当に)分析している。
「二人とも武器は決まったな?バトルスタートだ!」
真人は既にペーパークラフトを組み立て始めている。
謙吾の方はというと…
「行けっ、行かんかっ」
猫が言うことを聞かないらしく、ずっと叫んでいる。
「へへっ、この勝負もらったぜ!」
真人はペーパークラフト(姫路城)を組み立て終わったらしく、攻撃する体勢になっていた。
…その時
にゃー!
突然、謙吾の猫が真人に飛びかかった。
ビリビリビリビリッ!
「うあぁぁぁーっ!俺の姫路城がぁぁーーっ!」
せっかく組み立てたのに、一瞬でビリビリに破かれてしまっていた。
「このやろっ!何しやがる!」
そう言い、真人が猫を掴み上げた。
すると…
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