聖夜の一時

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「悪いな輝、今年も人手不足で」 「俺だけで足りれば良かったんだが無理だったから」 マスターと海瀬さんが口を揃えて言う 「いえ、マスターの店のケーキは人気ですからね、毎年忙しいのは分かってますから」 「しかし、嬢ちゃんの方が怒ってないか?昨日もバイトで俺の店に来てたのに」 「あ、奈々は分かってくれたんで…、後昨日は友達と過ごしたみたいですし」 「そうか」 「でも黒沢、彼女の事を考えてやれよ?…っても言われなくても考えているか」 「そうですね、バイト終わったら…あ、いらっしゃいませ」 「黒りん~やっほ~」 店に日高が入ってきた
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