俺と｢お姫様｣

聖夜の一時

日高達が話ながらメニューを眺めるの姿を確認した後、俺は腕時計を眺める

…７時か

少しくらい奈々といたかったんだけどな…

｢黒沢、ちょっといいか！｣

この様子じゃ無理か

｢あ、はい！｣

俺は仕事に戻った

｢それでは、今日も有難う御座いました｣

｢｢有難う御座いました｣｣

バイトの後片付けを全て終わらせ、マスターに挨拶を交わす

今日は仕事が延びたな…

クリスマスだから人が多く、営業時間が３０分延びる結果になった

｢お疲れ様～黒りん～｣

｢お疲れ様でーす｣

日高と英里に労われた

｢ああ｣

｢輝、悪かったな、多く振り込んでおくからよ｣

｢お疲れ｣

｢あ、有難う御座いましす｣

２人に挨拶をして、時計を見る

最後のお客さんが帰って、終わったのが８時半

そこから後片付けで一時間が過ぎていた

…９時半か

この時間に電話も迷惑だろうし、メールでも送っておこう

今から会いに行っても迷惑だろうし