第一章

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フゥ「ブツーロ村長でしたか。納金にはまだ早いんじやないですか?」 ブツーロ村長「いえ、今日用があるのは、ドリーです。」 ドリー「…私?何の用ですか?」 ブツーロ村長「……話があります。今、少し時間がありますか?」 ドリー「…ありますけど…」 ブツーロ村長「フゥ、少しドリーをお借りします。」 フゥ「えぇ…」 ブツーロ村長「ドリー、私についてきてください…」 トコトコトコ… ドリー「ブツーロ村長、何処まで行くんですか?」 ブツーロ村長「…まぁこの辺でいいでしょう。」 ドリー「で、話ってなんですか?」 ブツーロ村長「ドリー…悪いけど、あなたにはここで消えていただきます。」 ドリー「えっ?」 ブツーロ村長「あなたが、この村に現れたせいで、私の村人のユリが、レオンティウスにつれさられてしまいました。それに、ユリはフゥの友達です。それで、私はユリを返してくれるよう、頼みに行きました…そしたら、あなたを消せば返してくれると…。」 ドリー「私が何かしたって言うの?」 ブツーロ村長「わかりません。ただ、あなたが、消えてくれないとユリの命が危ないのです…だから消えてください! いきなさい、ロボットども!!」 ドォンドゥンドォンドゥン ドカカカカカッ ドリー「悪いけど私、防御主体だから、そんな攻撃効かないの。」 ブツーロ村長「くっ、なら、どうすればいい…早くしないとユリが!!」 ドリー「ブツーロ村長、私がユリさんを助けに行きます。」 ブツーロ村長「…!頼めるのですか?私は、あなたを殺そうとしたんですよ。」 ドリー「もちろんです。それに、私を殺そうとしたのは仕方なくでしょ。聞く所によるとユリさんはフゥの友達みたいだしね!やっと、ちゃんとした恩返しができるし!」 ブツーロ村長「……ドリー…ありがとう!」ドリー「それで頼みがあるんですけど…旅立ちの用意、お願いできますか?」 ブツーロ村長「そんなことなら任せてください!」 ―次の日― ドリー「…フゥ、ブツーロ村長、今までありがとう。行ってきます。」 ブツーロ村長「頼みましたよ。」 フゥ「ドリー…気をつけてね…」 ドリー「心配そうな顔しないで!すぐにユリを連れて帰ってくるから!!」 フゥ「約束よ…」 ドリー「うん!」 ブツーロ村長「ドリーこれを…気持だけだが持っていって。」 ブツーロは、ドリーにお金を渡す。 ドリー「ブツーロ村長…ありがとう。大切に使うね!」
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