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だがまあそんなものには無縁であり、なにしろ興味もなかったので、残る一から四のクラスのどれになるのか……。
また、どんな人と一緒になるということに期待を膨らませつつも大和はクラスが掲示されている校舎に向かおうとした。
……その時……
「おぉ。不二じゃなかね?」
ひょうひょうとした声に呼び止められ、大和は振り向く。
背後に立っていたのは、銀髪長身の男子生徒であった。
イギリスの貴公子を連想させるような男子生徒の甘いルックスは、満面の笑みを浮かべると、大和に近づく。
右手を上げ、強引大和の肩に手をかけると、思いっきり引き寄せた。
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