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話し合いの余地はもうない。
今の一言で、それが決定づけられた。
だからもう迷わない。
例え勝機が少なくとも、全力をあげて青柳は藤峰を止める。
周りの人々が気づかない中に、二人の非日常の戦士の開戦を告げる声が、高らかに響いた。
Exorcismus
「お願いします。悪 魔 祓 い」
ウツロノ
「早めに決着をつけるわ。虚ノ
キリカゼ
朱斬風」
二つの声は、空に消えていく。
それと同時に、二人のアクセサリーが光を放つ。
そして、街から全ての音が、消え失せた。
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