夏といえば?~花火大会編~

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そこには、蒼い瞳を宿し、蒼い髪を靡かせた──アイクがいた。 マルス「あ、アイク…?」 突然の彼の登場に驚きを隠せなかった。 何故ならば、先ほどまで気配もしなかったのだ。 アイク「……何を、している?」 睨みを聞かせ、大男に問いただす。 「ああ゛?お前誰だ?」 アイク「お前らに名乗る時間はない。質問に答えろ。」 「チィ…!!いけすかない野郎だなァ!!」 アイク「……。」 アイクは無言で受け止めていた手をひねり始めた。 「あ゛!?い、い゛でぇぇぇ!!」 ひねり始められた手を剥がし、大慌てで逃げる。 「お、覚えてやがれぇ!」 ドタバタと走り去り、足音が消え失せた後、マルスの方へと向き直った。
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