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な、な、なんと!
愛しの桜井だったのだ!!!
「んーと…東海林くんだよね?」
桜井はニコニコしながら俺のことを"東海林くん"と名字で呼ぶ。
ただそれだけ、俺はうれしくて、うれしくて、しかたなかった。
「は、ははは、は、はいっ!!!しょっ、東海林 響でし……っ」
あまりにもキラメキ揺らめきトキメいた俺は噛み噛みで自己紹介をした。
「桜井 萌でーす。ノート忘れてたよー」
俺は痛恨のミスでノートを忘れていたようだ。
桜井の前で格好悪い姿を晒してしまい、テンションが下がった。
「はい、ないと困るでしょ?」
そう言いながら俺の目の前に桜井は座った。
「東海林くんって字綺麗だよねー萌、びっくりしちゃったぁ」
割と早口なのに、かわいく喋る桜井。
ニコニコしながら俺の顔見る桜井。
かわいいなぁ…。
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