第二章

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「………桜井?」 部屋に来たのは、桜井に似てる人じゃなくて、桜井本人だったんだ。 「東海林くんじゃん」 桜井はニコニコしながら、俺に近づいてくる。 ドッドッドッ 心臓が早く、変な音を立てる。 「はじめよっか…」 桜井の唇と俺の唇が重なると同時に、俺の胸を撫で回す。 「‥‥‥んっ」 桜井の舌が俺に舌に絡みつく…つい声が漏れてしまう。 気持ちよくて理性が飛んでしまいそうだ。 わけわかんないまま、なされるがまま…気づいたら桜井が裸で俺の上で腰を振っている。 「ん……あっ」 桜井の喘ぎ声と荒い息づかいが俺を追い詰める。 初めてした時よりも、今までした中でいちばん早く、俺は果てた。 桜井とのsexは……今までの中で最高に気持ちよくて、最高に罪悪感の感じるsexだった。
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